六甲ウィメンズハウス 1周年のご報告と感謝のご挨拶

六甲ウィメンズハウスが開設してから、早くも1年が経ちました。
この1年で、単身女性、留学生、母子世帯など、多様な背景を持つ方々、延べ29世帯がこの場所で新たな生活をスタートされました。

クリスマスにはサンタクロースが登場し、子どもたちが大喜び。ご支援者のご招待で湊川神社での落語会に参加し、「すごく楽しかった!」と話す子どもたちの笑顔が今も印象に残っています。
また、ボランティアの方々による食事会のほか、ヨガやカウンセリングの機会、パソコンの貸し出しなども行い、少しずつ安心できる日常が広がっています。

ある入居者の方が、「以前はとても孤独でした。でもここでは、広いキッズスペースで他の子どもたちと遊べたり、いつでも話を聞いてくれるスタッフさんがいることで、孤立感が減り、ようやく将来のことを考えられるようになりました」と話してくださった言葉が、私たちにとって何よりの励ましです。

六甲ウィメンズハウスは、単なる“施設”ではなく、地域にひらかれた“普通の住まい”を目指しています。
困難な状況にある女性や母子が、安心して暮らし、次の一歩を踏み出すことができるよう、これからも必要な支援を届けてまいります。

引き続き、皆さまの温かなご支援とご関心を、どうぞよろしくお願いいたします。

六甲ウィメンズハウス運営協議会

公益財団法人 神戸学生青年センター
理事長 飛田雄一
認定NPO法人 女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ
代表理事 正井 禮子